✅ 法的成立要件 ※証拠ベースなのでご注意を(後半記載)

客の行為が以下のいずれかに該当すれば、刑事告訴・民事損害賠償請求が可能です。

種類 該当する犯罪行為 店員が取れる法的手段
暴力 胸ぐらを掴む/押す/投げる/殴るなど **暴行罪(刑法208条)**で刑事告訴/民事訴訟で慰謝料請求
接触を伴う脅し 威圧的に距離を詰めて録画/怒鳴るなど **脅迫罪(刑法222条)/強要罪(刑法223条)**が成立しうる
店内営業を妨害 撮影しながら騒ぐ/他の客に迷惑をかける **威力業務妨害罪(刑法234条)**による刑事責任/営業損失の損害賠償
録画とSNS投稿 顔を撮って晒す/誹謗コメント 名誉毀損罪(刑法230条)/プライバシー侵害で民事訴訟可能
暴言・人格攻撃 「死ね」「バカ」「辞めろ」等の人格否定 侮辱罪(刑法231条)/精神的苦痛による民事慰謝料請求

🧨 重要:暴力や脅迫の認定ライン

客の行為 法的解釈 備考
胸ぐらを掴む 明確な暴行(暴力の成立) 接触があれば即座に成立。傷害まで至らずとも告訴可能
店員の前で拳を構える 強要未遂・脅迫罪の可能性 店員が恐怖を感じたら成立可能性あり
無断で動画を録画・拡散 名誉毀損/プライバシー侵害 肖像権侵害が民事請求の根拠に

✅ 店員が取れる「手段」一覧(実行可)

手段 概要 実務上の注意
📷 証拠動画の保存 防犯カメラ/スマホなどで暴行・暴言を記録 店側の録画は合法。店員自身の録音もOK
📄 警察への被害届 暴行・脅迫・業務妨害など 店舗名義ではなく個人名義で提出可能
⚖ 弁護士を通じて民事訴訟 精神的苦痛・治療費・慰謝料請求 被害届と併用すると効果的。損害の証拠を残す
🚫 SNSへの削除申請+告訴 不当な晒し・誹謗中傷 「名誉毀損+プライバシー侵害」で対抗可能
👥 店側から出入り禁止措置 理不尽な客の店舗利用を拒否できる 法的根拠あり(私的施設の立入拒否権)

💬 暴力を受けた場合の店員側セリフ例(録音対応向け)

「今、身体に触れましたね。これは暴行として記録させていただきます。警察に通報します。」

「恐怖を感じたため、記録と証拠保全のため録音を開始します。」


✅ 店員個人が慰謝料を請求する場合の実例(※証拠なし❌)

事例 判決・和解金額(目安)
胸ぐらを掴まれ、怒鳴られた 約30万円(慰謝料)+治療費等
撮影され「クレーム動画」がSNSに晒された 約50万円前後(名誉毀損+精神的苦痛)
強く怒鳴られてうつ病発症 100万円〜200万円(重症度による)

🔒 まとめ(判断軸)

客の行動が「身体的接触」「精神的威圧」「営業妨害」「名誉毀損」いずれかを超えた時点で、店員は完全に“被害者”になり、法的に戦える。

恐れず記録し、冷静に証拠を整えることで「反撃」は合法的・効果的に実行可能。